2014年9月  定例山行

莇ヶ岳(1,004.2m)・弟見山(1,085.3m)

山口県周南市・島根県吉賀町


真っ青な空の莇ヶ岳山頂で集合写真


弟見山までの縦走路はブナ林が続く。ササが繁った道は人も隠れてしまうほど


弟見山展望台から莇ヶ岳がはっきり

9月7日 ☆天候 快晴
CL 坂井エイコ SL 明石良雄
参加者  27名
原田・大坂・中島(美)・曽田・川野・安永・坂井・三浦
杉山・中島(恵)・中島(靖)・田所・新江・若林・三村
川村・宮木(一)・宮木(澄)・作間・辻本・小出・滝
池田・藤川・谷本・林・明石
コースタイム
広島駅北口発(7.26)⇒ 吉和SA(8.42)⇒ 鹿野インター(9.25)
⇒ 登山口着(9.43)→ 登山口発(10.00)→ 莇ヶ岳山頂(11.08〜
12.12)→ 展望台(13.50)→ 弟見山(14.04〜14.15) →
仏峠(15.45〜16.10)⇒ 鹿野インター(16.40)⇒
吉和SA(17.15)⇒ 広島駅北口着(18.35)
報 告
 鹿野町の国道315号線の戸根橋の手前右側から、集落道に入り、林道莇線を進むと、左手に石鎚神社が見られ、まもなく莇ヶ岳の登山口に着いた。
 登山口から、右のクマ出没・注意の標識を見ながら、未舗装の少し荒れた林道を進み、林道から左の山道に入って行くと、いきなり登山道は急登となり、ほぼ真っ直ぐ上に伸びた急な登山道は、かなり木の根の目立つ道へとしだいに変わって行った。
 やがてクサリ場分岐の立て札が見られ、5、6名の方が、勇気を持って鎖場コースに入られたが,多くの方が左の巻道コースを取った。
 すぐに頂上かと思ったが、途中ではロープが引いてある急な登山道となり、少し頑張って登ると小さな祠が見え、莇ヶ岳の頂上に着いた。
 南側の広く視界が開けた遠くには、横に広がった山々の峰が、大空に大きく展開されていた、また勇気を持って挑戦された方も、林・谷本両氏は2段まで登られ、三段目のクサリ場は危険を感じて回避され、他の人はクサリでの登頂をあきらめ、少し遅れて脇道を通って山頂に登って来られた。
 頂上からブナ林の中の尾根道は、アップダウンの続く道で、途中ではクマ笹が縦走路を覆う様になり、肩の高さまであるクマ笹にびっしりと囲まれた尾根道は、かなり手強い道となった。
 ようやく視界が開けた展望台に着いたが、そこから遠くの広い空間に峰を突き出した莇ヶ岳の美しい姿が見られ、また莇ヶ岳からここまでの稜線が、美しくきれいに描き出されていた。
 少し行くと、弟見山の頂上に着いたが、周りは笹と木立が茂っており視界はなく、頂上から尾根道を下ると少し左の道となり、ブナ林の中の尾根道は気持ちよく、特に右側の谷に向かった傾斜のブナ林はきれいに見えた。
 途中最後のピークがあり、木の枝に兄見山の標識が掛けてあり、どう見ても山頂としての形態は見られないが、確かに振り返ると、木々の間から正面に、先ほど頂上に立っていた弟見山の姿が浮かんで見えた。
 尾根道は急な下りの道となり、このような急な下り道を何回か繰り返して降りて行くと、檜林の間から、仏峠で待ってくれているマイクロバスが見えだし、まもなく無事峠に着いた。
 最初の莇ヶ岳への急登な登山、それからアップダウンの続く尾根道の縦走、長い長い下山道の急坂と、今回はかなり変化の激しい、思ったより手強い山行でしたが、皆さん最後まで歩ききったといった満足感で、今後への山行に、おおいに自信を持たれたと思われる。

(記 明石良雄)

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