2016年4月  定例山行

塔ケ森(524.6m)

山口県岩国市玖珂


観音堂


山頂


山頂で集合写真


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4月24日(日) ☆天候 曇り
参加者25名  CL 西田文雄  SL 新江みどり
中島(美) 三村 宮木(一) 宮木(澄) 川村 安永 秋信 花岡
原田 中島(恵) 川野 大坂 熊谷(眞) 曽田 石田 池田
中島(靖) 皿家 舞田 奥野 会友:土江 舞田 ヘルパーさん
コースタイム
欽明路駅10:20→11:00登山口11:05→観音堂11:38→12:10塔ケ森山頂
→12:17見晴台(昼食)下山13:00→登山口13:43→欽明路駅14:20
報 告
 広島の近郊で公共交通機関を利用して行ける山をと山行部長が模索された山。山陽本線で岩国まで行き、岩徳線に乗り換え欽明路駅へ。そこから登山口までのんびり田舎道を歩く。といっても線路わきの細道以外は舗装された広い道。盆地北側の山裾は国道2号のバイパスが走り、車が行き交うのが見える。盆地南側は山陽自動車道。その2つの道路をつなぐ計画なのか工事途中の橋脚が何本か立っている。山陽自動車道の高架を抜けると、小高い丘の斜面に太陽光パネルが一面に並んでいる。自動車道、太陽光発電など時代の波がこの小さな町にも。春日神社の巨樹大杉を見て、さらに車道を登りT字路を左へ進む。そこからは右へ右へと道を辿って山道に入る。それを少し行くとやっと登山口。よく見ると左上に石塔がある。
 ここからは自然道。中腹の観音堂を目指して尾根道をゆっくり登っていく。芽吹き始めの木々のやさしい緑が目にうれしい。観音堂に到着。「・・堂内には新旧の観音像が安置されており、西方浄土を向いている。」と『山口県の山』には記述がある。眼下の玖珂盆地は山陽道が通っていて玖珂は宿場町として栄えていたそう。この地の人々はこのお堂をずっと守り続けてきたのだろう。下見の時、お堂周辺の山路に掃き跡が残っていた。
 休憩後、登山開始。ここから頂上までは急登が続く。きつい斜面をくねくねと一歩一歩登る。周りの人の顔もつらそう。ジグザグ道がまっすぐな道に変わり、山頂と見晴台の分岐に出る。山頂で集合写真を撮って、立木を切って展望が開けるようにした見晴台へ。
 見晴台から玖珂の町を眺めながらゆっくり昼食。尖った形が目立つ竜ケ岳も見える。山頂の展望台からは宮島や広島市街、遠くは四国方面も見えるらしいが、黄砂飛来もあるのか遠くの展望は望めそうにない。
 岩徳線は1本遅れると2時間あまり待たなくてはならないので、1時に下山開始。急斜面の頂上付近は慎重に下りるが、観音堂から登山口まではあっという間に下山。ただ登山口から駅までの時間は縮められない。体調が本調子でなかった方には長かったと思う。全員、発車時刻までに駅に到着でき何よりだった。
 また、ピストンで単調な山行だと思われないかと心配だったが、“面白い山だった”という感想を寄せて下さった方もおられ安心した。

(記 新江 みどり)

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